皮膚科の肌トラブルケア
皮膚科で肌ケア法を教えてもらう
治療とは、肌トラブルを改善し、健やかな肌を目指すことです。
ケアとは、肌が健康な状態を保ち、肌トラブルをお予防することです。
通常皮膚科で肌トラブルを治療した後は、再度肌トラブルが発症しないようにケアしていくことになります。
では皮膚科で行われる肌ケアとはどのようなものなのでしょうか。
ケアは肌トラブルを治療する薬が処方される他、保湿剤やビタミン剤など肌トラブルを予防される薬が処方されます。
この他にも、食べ物や入浴方法など、生活習慣による肌ケアの方法についてアドバイスを受けられます。
肌治療の難しいところは、皮膚表面だけではなく、身体の内側にも原因が隠れていることです。
身体の内側の原因を解決せずに、肌の治療だけ行っていても、症状は再発症しやすいです。
根本的な治療を行いたい場合は、生活習慣から改善していくほかありません。
肌ケアの薬は保険適用内?
肌ケアで処方される薬は保険適用内なのでしょうか。
ニキビや乾燥肌性皮膚炎など、多くの場合保険適用された薬を受け取れます。
ただし美容目的の場合は、保険適用の薬を受け取れません。
またニキビのビタミン剤が保険対象外になったりと、症状や法律によって保険適用の範囲が変わります。
今後も保険適用の範囲は変わっていくので、肌ケアの薬については医師とこまめに相談することをおすすめします。
皮膚科で処方された薬で気を付けて欲しいことが1つあります。
保険適用された薬だから、他の薬よりも効果的だとは限らないということです。
肌トラブルは人によって原因が異なり、効果がある薬も違います。
保険適用外でも効果的な薬があった場合、医師はそちらを提案することがあります。
美容皮膚科などでは、肌に低刺激のスキンケア化粧品をすすめてくれることもありますが、ほとんどのスキンケア化粧品は保険対象外のため、割高です。
逆に保険対象外の自由診療だから効果があるかというと、そうでない場合もあります。
病院や医師の考え、症状によって効果がある薬は変わります。
患者自身がどのような薬を希望するのか、考えを伝えることは大切です。
自宅での肌ケア法
皮膚科では日常的なケア方法も教えてくれます。
乾燥肌でお悩みの方がよく指導されるのは、お風呂です。
一見肌が潤いそうなお風呂ですが、熱いお湯は、肌の乾燥を招きます。
乾燥肌でお悩みの方は、ぬるま湯での入浴や、肌を乾燥させない身体の洗い方など、尋ねてみるとよいでしょう。
このほか、皮膚科では化粧品のアドバイスなども受けられます。
ただし化粧品のアドバイスなどを受けたい場合は、化粧品の成分表が書かれた説明書などを、忘れずに持っていくことが大切です。
含まれている成分が何か分からなければ、医師もアドバイスのしようがありません。
皮膚科ですすめられたスキンケア化粧品は、保険対象外で高くて購入できないという場合、自分で化粧品を探し、医師に相談するということも方法の1つです。
有料にはなりますが、アレルギーを確認するためのパッチテストなども受けられます。
スキンケア化粧品のアレルギーが心配な方は、ぜひ試してみてください。