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対談YUKAと世界の女性たち

file01:ソウルの医学生、金さん

ソウルの医学生、金さん

激化する受験戦争と就職難
景気動向と女性の社会進出

大学に入学するのが、とっても大事です。

中川: 今の日本のゆとり教育って聞いたことありますか?その結果、子供たちは書ける漢字が少なくなったり、計算ができなくなったり。日本語よりも英語を先に学ばせようとかいう中途半端な教育のおかげ で、日本の子供の質がすごく落ちている、遊んでばっかりになってしまっているのですが。韓国は教育についてどのような考えを持っていますか?学力における競争について。
金: 韓国では、大学に入学するのが人生において、とっても大事です。競争も激しいです。
中川: 小学校の頃から夜中まで塾通いすると聞きましたが?
金: 私はそこまでやりませんでしたが、高校の時は学校で夜11時まで勉強していました。ソウルなどの都会では今はそれが普通になっている様です。両親の職業や収入などとも関係があると思いますが。学院(塾のこと)はとにかくお金がかかります。でも、両親たちは教育には援助を惜しみません。
中川: そうなると帰るのが遅くなるから危ないですよね?
金: 学校は家と近いので、問題ないです。それに、両親が車で毎日迎えに来てくれましたから。地方の学校はもっと(競争が)激しい。ソウルの学生は、学院(塾)とかありますよね。でも地方はないから・・・。
中川: 塾がないから学校が代行するわけですね。
韓国では大学受験は必ず通らなければならないものですね。競争が激し過ぎるからやめようとかそういう声は全くないんですか?
金: ないです、浪人をずっとします。
中川: それはなぜですか?
金: 卒業して就職するときに、大学の名前がとても大事なので す。
中川: 大学の名前が?
金: そうです。SKY(スカイ)という呼び名があります。Sはソウル大学、Kは 高麗(コウリョ)大学、Yは延世(ヨンゼ)大学。この大学の卒業生たちだけが大企業に就職できるという感じですね、この頃は。就職は大変ですから。私の友達も外国の大学、法学部を卒業しました。 57社くらい願書を出したんですけど、全部落ちました。
中川: はあ・・・。それはちょっと不公平だと思いませんか?大学に入るテクニックだけを身につけた人だけが、企業に入って社会で大事なポストをとるというのはよくないのでは?という声が日本では一応(苦笑)あったのですが、韓国ではそれに疑問を持つ人が多く存在しませんか?
金: 疑問は持ちますけれど。でも、日本では東京大学が一番ですよね、今も。それと同じで、韓国でもソウル大学とか有名大学がよくて、つまり頭がいい人が多い可能性が高いから会社が欲しがる。それが現実なのだと思います。
中川:
韓国のファッションビル
▲韓国のファッションビル
なるほどね、大学のブランド志向は女性にもいえることですか?B女子大は、お嫁さんになるための大学みたいじゃないですか?B女子大学の前にはファッションストリートがあって、しかもウェディングドレスのショップがずらりと並んでるのを見て、私はちょっとびっくりしたんですけれども。B女子大学の女性も就職するのですか?
金: はい、就職しますよ。
中川: おばあさんやお母さんがB女子大学を出ている女子高生は、四年浪人 しても五年浪人してもB女子大に行きなさいと言われるというのは本当ですか?
金: う〜ん。私は、そういう人は少ないと思います、今は。
中川: やはり韓国でも景気のせいもあるでしょうけど、仕事を持つ女性の方が認められてきているのかもしれませんね。

アルバイトをしながらずっと試験を受け続けます。

中川: 日本では若者がアルバイトやパートを続けながら歳をとっていく人がとっても多くて問題になっているんですけど、韓国ではそういったことはありますか?
金: 韓国でも今就職できない人が多くてアルバイトで生活しながらという人はいますが、アルバイトをしながらずっと試験を受け続けます。公務員受験をずっととか。韓国では、両親は、バイトだけを続けることをよしとしません。
中川: つまり、安定した職に就くために、あるいは何かの試験を受け続けるために何かバイトをするのであって、ただバイトやパートだけをすることは韓国ではあまりない?
金: 私の周囲にはあまりいないですね。韓国全体でみてもそうだと思います。

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