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対談YUKAと世界の女性たち

file01:ソウルの医学生、金さん

ソウルの医学生、金さん

金さんプロフィール

ソウル在住の20代の女性。民法と国際法を学ぶため交換留学生としておよそ1年間日本で過ごす。中川との出会いをきっかけに法学部から医学部へ転身、現在は医学大学院に在籍。将来は法学の知識を生かし、医療政策に従事する目標を持つ。

交換留学生として来日中、TOEFLの予備試験で偶然となり同士になったのをきっかけに交流が始まった二人。法学部から医学部へ異色の転換を遂げ、医学大学院への道がスタートした金さんに韓国と日本についていろいろとお話を伺いました。

久しぶりの再会

中川: 久しぶりに再会できてとても嬉しいです。それに、2年越しの努力が実 って、医学大学院への合格の佳い知らせも嬉しいお土産でした。よく努力しました。ほんとうにおめでとう♪
姉妹校からの交換留学生として九州大学法学部に来ていましたね。九州大学言語文化部のTOEFLの予備試験で偶然となり同士になり、(金さんの)指導教官の先生方が、偶然にも私が家族ぐるみでお世話になっている先生と知って、声をかけたのがきっかけでした。
金: 縁があったのだと思います。いい縁でした。YUKAさんと出会って私の人生は大きく変わりました。
中川: ある先生からは「あなたは人をそそのかして人生を変えさせて・・・心配していたんですよ。」と冷やかされました。実は私もちょっとだけ心配していました。受験は大変ですから。合格した今だからいえることですが(爆笑)

人を助けるのがすき。

中川: では、九州大学に交換留学生としてくるまで、どのような学生だったか教えてください。
金: 高校の時まで努力はしましたが、成績はあまり・・(苦笑)。それで浪人して…。
大学に入ることができたら、好きな勉強を頑張るんだ!とずっと考えていました。私は世界を見たいと考えていたので、交換留学生になる準備は入学後に始めました。大学が成績優秀者に日本の大学を見学させた時期があったんです。日本語は6ヶ月ほど集中的に学びました。A大学を見に行って、私は交換留学生として日本に必ず行こうと心に決めました。色々な道を大学時代に探したかったのです。それで交換留学生の制度にトライすることで色々な人に会うことができると考えました。
中川: 九州大学を選んだ理由は?
金: 当時私は私立大学に在籍していました。九州大学は国立大学ですよね?それで、私は自分の学校、私立大学よりも少人数制でかつ、高いレベルの環境に行きたいと思ったのです。日本の国立大学で学んでみたいと思いました。学生の人数があまり多すぎないのが確かによかったです。先生方の指導もとても丁寧でした。
中川: 金さんの性格をご自分で説明していただけますか?
金: 小さい時も今も、ちょっと内気なところがあります。でも、私が交換留学生となってから少しずつ積極的な性格に変わりました。そうでなければ生活できなかったという点もありますね。
私は…、人を助けるのが好きです。医学大学院を最終的に選んだのもその性格が影響していると思います。YUKAさんが医院でスタッフの人たちと協力して患者さんと接する姿 を見たことにも職業を選択する上で大きく影響を受けました。それに、工学部やいろんなところでまだ学び続けているところ。結婚もしているのに・・・と、ポジティブになってきたと思います。

母は主婦なので、私には専門を持ちなさいと言っていました。

中川: 最初に法学部を選んだのはなぜ?
金: 私が大学受験浪人の時に、裁判をしなければならないときがありました。その時、弁護士が雇えず私の母が一人で裁判をしました。母の姿を見て、法学というのは生活に必要なものだと思いました。
中川: お母さんはどういう人でしたか?お母さんは一人で裁判を頑張ろうとしたり、きっと強い意志の持ち主だと思いますけど。
金: 母は、ユーモアがあります。大変なことがあっても、緊張せずユーモアをもって克服しようとする強さを持っています。(ただ母は)house wife…、主婦なので、私には専門を持ちなさいとずっと言っていました。私が法学とか医学を学ぶきっかけはお母さんの言葉の影響です。
中川: 専門を持つ…、ということですけれども、お父さんは?韓国の男性は日本の男性と同じで、いいお嫁さんになることを望んでいると思うんですけど。お父さんは、あまりそういうことは言いませんでしたか?
金: はい。
中川: 浪人して難しい大学に行くより、ランクを落として早く大学に行きなさいとか、そういう風な考えはおうちになかったですか?
金: なかったです。父も私がよい環境で学ぶことをずっと援助してくれまし た。それによって、下の姉妹たちにも佳い影響があると考えたのでしょう。私は長子ですから。
中川: 法学部で学んだことを、医学部の学生として、また、医師になってからどのように活かしていきますか?
金: 法学を学んだので医療政策に貢献することができると思います。医学と法学は政策にギャップがあります。私は法学を学んだから、医学に関係する融合領域ですね。政策とか人文学とか、法医学とか…。
中川: 医学部を四年間で卒業して、インターンを四年間トレーニングして、医師になることはもちろんですが、法学で学んだことを、あなたの医師としての人生のどこにくっつけていきますか?まずは臨床医になるのですか?それとも政府の機関のドクターになるのか?そうすれば、政策についてアドバイスすることができますね。
金: 私は、医療政策を専門にしようと考えていますが、まずは臨床、つまり現場を知る必要があると思うのです。医療現場をまず知ってから、政府関連の医師になることがいいと考えてい ます。30〜40代までは、患者を診る。
中川: そうですね、現場での経験は何より重要です。私も賛成です。
金: 私が経験と実績を積んだら、政府機関にチャレンジしたいと今は考えてい ます。
中川: 50を過ぎてからあなたのキャリアを見て、あなたの意見を聞きましょうとなってくれるように努力する。それが、現時点でのあなたの計画ですね。
金: はい。

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